ほんとだねー
先日とうとう私が働く会社でもコロナ感染者でたということで、私も検査をし、
自宅で一週間ほど鬱々とした時間を過ごすことになった。
結果は陰性ということでほっとしたものの正確さや検査したタイミングなどあるだろう、ほとんど免罪符的効果しかないというのが実感としてある。
しかしその免罪符がないと生きてはいけない村社会でいることは間違いなくて
「元気ならもう検査したらだめ」と言う周りを非難することはできない。
感染者は回復に向かい会社はなんとなく始まった。
時間をかけてゆっくりと衰弱する。夏が追い打ちをかける。
Twitterを開くとフォローしてる人たちは努めて楽しい話題や何気ない話を選んでいるように見える。ささやかな抵抗と個人規模の強さ。私は少し無理そう。
Twitterぐらいしかいう所がない。
メルカリで、アンドレケルテスとマリオジャコメッリと石元泰博の作品集と図録を
安く手にすることが出来た。
YouTubeを開けば若い時には絶対に分からなかった有益な話をプロが惜し気もなく披露してくれている。有難いのと薄々感づいていたある種の頭打ち感を思い知る。
今わざわざ写真を撮るって、確かに理由がいる事かもしれない。
記録するならもっと効果的な手段はいくらもあるのだから。
私が写真を好むのは、全ては流れて一瞬で終わるから一番いい時を引き留めて
ずっと眺めていられるからです。
全ては現象として全体が同時に流動し続けるものを写真にすること自体
ありのままなどありはしない。遺影とはよくいったもんだな。
本当なら今、東京都現代美術館でマークマンダース展が行われているはずだったが
臨時休業中ということで図録だけ購入することにした。
オランダ生まれの芸術家は曇り空みたいな作品をつくる。
この前YouTubeでフワちゃんニューヨークに行くみたいな動画を見ていたら
セントラルパークを横切るフワちゃんの後ろにマークマンダースの作品がパブリックアートとしてあって
フワちゃんに「なにこれ」と言われていて笑った。ほんとだね。