本を飼う
今年はコロナのおかげで身動きがとれず陰々滅々とした気持ちで過ごしている人は
いまだに多いのではないだろうか。
かく言う私も上手く息抜きができず薄暗い空を見上げ
殺す……と物騒な独り言を呟いたりするのだが、そういう言葉が餌になるのか
絶妙なタイミングでろくでもない人間に遭遇したりしてより暗澹たる思いになることも多い。悪態ぐらい気軽につかせて欲しい。
自分はインドア派なので出歩かないことは平気なのではないかと当初思えたが、
写真を撮るのも人と会うのも考えれば出歩くことばかりで、自分はアクティブなオタクであったと思い知った。
こうなると、本を買うぐらいしか娯楽がない。
今年は、これを機会になかなか買わない高めの作品集や人のすすめた本を買うことにした。
が、陰々滅々具合が凄すぎて買うペースの方が早く読まずに飼っている状態の物が多い。読むつもりもあるし細々と読み進めているので無駄に感じることもないのだが
いい加減にしなくてはなと思いながら昨日も一冊買った。
とはいえ未読の本は希望だから嫌な気持ちはしない。
マイナーホワイト、中藤毅彦、ハービー山口、エクトールギマール、モホリ・ナギ
千葉雅也、和山やま、カーソン・マッカラーズ、又吉直樹、せきしろ、ポールオースター、柴田元幸、畑中章宏、こだま、カンディンスキー、村上春樹、藤子・F・不二雄
あっという間に読めたものからこれっぽちも進まないのもある
本棚をあっさって思ったのだけれどカバーは取った方がいいかもしれない
カンディンスキーは難しすぎてカバーをしたまま忘れていた
自由律俳句はとても楽しかったのでいろんな人の作品が読みたい。